待望1号の大谷翔平へ…顔面に“ひまわりの種” 「全員が喜んでいた」張本人明かす舞台裏

今季1号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:小林靖】

ベンチに戻る大谷翔平の顔面に“ひまわりの種”

■ドジャース 5ー4 ジャイアンツ(日本時間4日・ロサンゼルス)

待望の一発をチームメートたちも大喜びだった。ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)の本拠地ジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場。7回の第4打席で今季1号を放った。ホームに帰ると、テオスカー・ヘルナンデス外野手から顔面に大量のひまわりの種を投げつけられる手荒い祝福。ヘルナンデスは「全員が祝福していた。最後は、チーム全員が彼よりも喜んでいたよ」と笑った。

長い長いトンネルから抜けた。7回2死で迎えた第4打席。カウント3-1から左腕ロジャースの高めを右中間で運んだ。打球速度105.6マイル(約170キロ)、430フィート(約131メートル)の特大弾だった。

ベンチに戻ろうとする大谷に飛んできたのは大量のひまわりの種。投げたのは同じく今季から加入したヘルナンデスだった。試合後、大谷が打った時のベンチの空気を明かした。「彼にとっても1本目が打てて気分がいいだろうし、今後もたくさん打つだろう」と喜んだ。

ヘルナンデスはMLB公式サイトのニックネームで「Mr.Seeds(ミスター種)」と紹介されている。ひまわりの種を投げ始めたのは2017年。アストロズからブルージェイズにトレードされたときだった。「各チーム(独自の)セレブレーションがあることを知ったんだ。当時の私たちは(セレブレーションが)なかったから、私がヒマワリの種を投げ始めたんだ。それを(ドジャースでも)やっているんだ」と笑った。

自身もここまで4本塁打を放ち、この日も2安打1打点で勝利に貢献した。「素晴らしいことだ。勝つことと、楽しむことは私にとって最も大事なことだ。今起きていることだし、私たちは楽しんでいるよ」と喜んでいた。(Full-Count編集部)

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