米国の駐台代表、グリーン駐日首席公司が就任へ=関係筋

Ben Blanchard

[台北 4日 ロイター] - 米国の台湾における代表機関、米在台協会(AIT)台北事務所のサンドラ・オウドカーク所長の後任に、親台派のレイモンド・グリーン現・駐日首席公使が今年夏に就任する見通しであることが、3人の関係筋の話で分かった。

グリーン氏は日本に着任する前はAIT台北事務所の副所長を務めた。所長就任後は大使のような役割を果たすことになる。

グリーン氏について関係筋の一人は「台湾の忠実な友人と見なされており、台湾のことをよく知っている」と指摘。

別の関係筋は、日本語と標準中国語のどちらも話せるグリーン氏が、台湾と日本のパイプ役としても力を発揮するはずだと語った。

台湾では頼清徳・副総統が5月20日に総統に就任する。グリーン氏着任の詳しい日程は不明だが、オウドカーク氏の任期が切れる今年夏になると関係筋は話した。

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