トランプ氏初公判の延期認めず、不倫口止め料訴訟でNY州裁判所

Luc Cohen

[ニューヨーク 3日 ロイター] - トランプ前米大統領の不倫口止め料支払いを巡る訴訟の初公判について、ニューヨーク州の裁判所は3日、延期を認めない判断を下した。初公判は15日に予定されている。

トランプ氏側は、連邦最高裁による免責特権を巡る審理が終了するまで延期するよう求めていた。

同氏は大統領選での敗北を覆そうとして議会襲撃事件を誘発したとの理由で起訴されているが、大統領在任中の行動は刑事責任を免れると主張している。最高裁はこれについて4月25日に口頭弁論を開く。

トランプ氏の弁護団は3月、免責特権に関する審理結果は口止め料の裁判と関連性があるとして、初公判の延期を要請していた。

裁判所は延期を認めない理由として、トランプ氏側が問題を提起するまで時間がかかり過ぎた点などを挙げた。

トランプ氏弁護団はコメントを控えた。

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