高校ラグビー 慶大グラウンドで交流 GPSで選手をデータ分析 横浜市港北区

成蹊高校と本郷高校の交流試合(25日撮影)

高校ラグビー交流会が3月24日、25日に慶應義塾大学のラグビーグラウンドなどで行われた。主催は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科と、(一社)慶應ラグビー倶楽部。同研究科がソフトバンク(株)と共同で進めている、スポーツ用GPSデバイスのラグビーへの利活用研究の一環。関東圏から全国レベルの成績をもつ7校が参加し、交流試合等を行った。

24日、選手らはGPSや光電管を用いて、代表クラスやトップレベルチームと同じ計測手法によるデータ分析を体験した。その後、同研究科の神武直彦教授やソフトバンク(株)社員による講義が行われ、選手らはスポーツにおける先端AI技術やデータ利活用について学びを深めた。交流試合は2日間を通して行われた。24日にはGPSデバイスが導入され、全チームの試合データが測定された。データ分析をもとに、25日に優秀選手が発表された。取得データは研究に活用されるほか、後日、全選手に対してフィードバックが送られる予定だ。

神武教授は「大学やプロを対象に研究を進めているが、高校ラグビーにも還元したいと思い企画した。テクノロジーの存在を知り、技術向上するきっかけになれば」と話していた。

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