「俗に言うラッキーボーイとか…」パリ五輪出場へ!大岩監督が考えるキーマンは? 主将は未定「選手全員がキャプテンをできる」

日本サッカー協会は4月4日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに臨む、U-23日本代表のメンバー発表会見を実施。大岩剛監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターが出席した。

メンバーには、常連で主力の松木玖生(FC東京)や藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)ほか、大学生の内野航太郎(筑波大)をサプライズ選出した。

大岩監督は「勝利に繋がるキーマンを挙げるとすれば誰か?」と問われ、「今の時点で誰々とコメントはできない」と回答。ただ、過密日程を戦い抜くうえで、こう願いを込めた。

「1試合1試合、中2日でやっていくので、1試合1試合の中でキープレイヤーが出てきてほしい。大会が進んでいくにつれて、俗に言うラッキーボーイであるとか、チームを前進させてくれるような、そういう選手が出てきてくれることを望んでいる」

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リーダーについては、どう考えているのか。指揮官は、選手全員が持つキャプテンシーに期待する。

「主将はまだ決めていない。我々のグループの中には、各クラブで主将や副主将を務めているような選手たちもいるし、選手全員がキャプテンをできる選手たちだと思っている。グループを引っ張っていく部分では、選手それぞれにそういう才能を発揮してほしい。

我々のグループの中で数多く招集して、参加してきてくれている選手たちがいるので、そういう選手たちは当然、各ポジションのリーダーになり得る。スタッフ間や監督が決めることでもないので、それぞれが責任を負いながら各選手、スタッフに信頼をしてもらうことが重要。そういう選手たちに期待をしたい」

大岩ジャパンはパリ五輪の出場権を懸け、グループステージで中国、UAE、韓国と対戦。2位以上になれば決勝トーナメントへ勝ち進み、最終的に上位3か国が大舞台の出場権を獲得する。大会4位となった場合は、大陸間プレーオフでギニアと対戦する。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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