妖怪たちと思いっきり楽しんで 「ゲゲゲの広場」オープン 遊具や休憩所、JR境港駅前

一反木綿の遊具で遊ぶ子どもたち=境港市大正町、ゲゲゲの広場

 JR境港駅前(境港市大正町)に2日、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターの遊具や休憩スペースを備えた「ゲゲゲの広場」がオープンした。市が2022年度から市民との意見交換を重ねて整備。市民や観光客が集い、交流を促進する場として活用が期待される。

 水木しげるロードの西側起点となる駅付近のさらなる魅力化を図るのが目的。境港市出身の漫画家、故水木しげるさんの顕彰像がある駅前公園の隣接地(敷地面積1100平方メートル)に、市が約8200万円をかけて整備した。

 目玉おやじをモチーフにしたスプリング遊具や、白く波打つ一反木綿のうんていをはじめ、ベンチ9基、天井部分が可動式のテント2基を設置。中央部には自由に遊べるスペースとして人工芝を張った。

 この日はセレモニーがあり、笑顔あふれる場となるよう願って伊達憲太郎市長と市民代表がテープカット。あがりみち保育園(同市中野町)の園児らが遊具で遊び、人工芝の上を駆け回った。

 毎年秋に遠足で水木しげるロードを訪れる同保育園の藤川智子園長は「子どもたちがより楽しめるスペースができた」と完成を喜んだ。

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