立川志らく 死去した作家・山本弘さんの言葉を紹介「最も危険な思想は、悪じゃなく、正義だ」

立川志らく

落語家の立川志らく(60)が4日、「X」(旧ツイッター)を更新。先月29日に亡くなったSF作家・山本弘さん(享年68)に言及した。

志らくは「作家の山本弘氏が亡くなった。私の好きな言葉、山本弘氏の言葉。昨今の誹謗中傷にもつながる言葉」として2019年4月11日の自身の投稿を引用した。

志らくは山本さんの著作「翼を持つ少女」の中でつづられた「世の中で最も危険な思想は、悪じゃなく、正義だ。悪には罪悪感という歯止めがあるが、正義には歯止めなんかない。だからいくらでも暴走する。過去に起きた戦争や大量虐殺も、たいていの場合、それが正義だと信じた連中の暴走が起こしたものだ」という一文を紹介した。

志らくの指摘通り、自身を正義と信じてSNSで誹謗中傷を繰り返す行為や、正義を主張し戦争を起こす行為にもつながる言葉でもある。

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