東京五輪サッカー南ア代表がカージャックに射殺され死去 日本代表とも対戦

東京五輪サッカー南ア代表が射殺された(写真はイメージ)

南アフリカのサッカークラブ、カイザー・チーフスは4日、DFルーク・フルールさん(24)がヨハネスブルグで発生した車のジャックで射殺されたと発表した。

「非常に悲しいことに、カイザー・チーフスの選手、ルーク・フルールが昨夜、ヨハネスブルグでのジャック事件で悲劇的に命を落とした。この困難な時期に、私たちの思いと祈りを彼の家族と友人に捧げます」とクラブ公式SNSに投稿した。

英国メディア「BBC」によると、銃撃事件は3日夜、ヨハネスブルグ郊外のガソリンスタンドで発生。フルールさんが対応を待っていたところ、正体不明の武装集団が近づき、車から降りるように命じた。容疑者の一人が発砲後、フルールさんの車で現場から逃走した。地元当局は「容疑者らは彼に銃器を向けて車から連れ出し、上半身を1回撃った」と語ったという。

フルールさんは昨年、カイザーチーフスに加入。2021年の東京五輪では、代表に選ばれ開幕戦で日本代表と対戦。0―1で敗れたが、フルールさんは先発出場している。

南アフリカのスポーツ、芸術、文化大臣を務めるジジ・コウダ氏は、自身のXで「カイザー・チーフスのDFで元ジュニア代表のルーク・フルールが亡くなり、悲しいです。暴力犯罪によってまた一つ命が絶たれてしまったことを残念に思います」などと追悼した。

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