学校や公共施設、工場や道路、港湾等の公共土木事業を手掛ける建築工事業の「八倉巻建設」が3月下旬に事業を停止し、4月2日までに富山地裁から破産手続き開始の決定を受けました。負債総額は7億3000万円にのぼるとみられます。
帝国データバンク富山支店によりますと、八倉巻建設は1934年(昭和9年)に創業、富山県の地元、滑川市をはじめ県東部で地域密着の営業を展開し、学校や公共施設、事業所、工場や道路、港湾等の公共土木工事など幅広く手掛け、最盛期の2005年12月期の売上高は25億2200万円を計上していました。
その後、2022年12月期は約10億300万円までに落ち込み、資金繰りが多忙となったことで、事業継続の見通しが立たず、今回の事態に至りました。
負債総額は債権者120人に対し、約7億3000万円とみられます。