海の公園で合同訓練 グリーン事業協同組合、緑の協会で初 横浜市金沢区・横浜市磯子区

倒木をチェーンソーで切り、重機で運ぶデモ

横浜市グリーン事業協同組合(土志田淳理事長)と横浜市緑の協会(橋本健理事長)は3月21日、2つの団体では初となる合同防災訓練を海の公園で行った。

能登半島地震をきっかけに、公園での維持管理作業中に災害が起きた場合を想定。市内の造園業社などで組織される同組合と市内の公園を管理する同協会が、現場での初動対応ができるように初めて企画。2つの団体と同園の維持管理などをする金沢臨海サービスから計100人が参加した。

訓練では、砂を使った土のう作り体験や津波避難訓練を行った後、重機を使って倒木を処理するデモンストレーションや高所の枯れ枝などを取り除くために木にロープをかける「スローライン」の実演や体験なども行われた。

潮干狩りや花火大会で多くの人が集まる同園の宮口均園長(当時)は「担当者で役割分担をし、効率的、機動的に対応できるようにしたい。組合と当協会との合同訓練は今後も継続していきたい」と話した。

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