コニカミノルタ、2400人削減　オフィス向け市場縮小

　コニカミノルタは4日、2025年3月末までに国内外のグループ全体で2400人規模の人員を削減すると発表した。デジタル化が進み、オフィス向け機器の市場が縮小する中、余剰人員を減らし生産性の向上を目指す。25年3月期の連結決算で200億円前後の費用を計上する。

　大幸利充社長は4日、オンラインで記者会見し、人員削減に関し「生産性を向上させる構造改革をグローバルで進め、収益基盤強化を着実に完遂する」と述べた。リストラによる人件費削減で26年3月期は約200億円の利益の押し上げ効果があるとしている。