この世代はどんな世代? U-23大岩監督の回答に会場笑い! 8大会連続五輪へ「若さ溢れる躍動感あるプレーを見て」

日本サッカー協会は4月4日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに臨む、U-23日本代表のメンバーを発表。同日に会見を実施し、大岩剛監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターが出席した。

カタールで開かれる同大会の時期は、代表ウィーク外。Jリーグなどが並行して行なわれる状況下での招集にあたり、大岩監督は冒頭、関係各所に感謝の思いを伝えた。

「各クラブ、選手派遣に協力していただいて大変感謝をしています。そういう責任も踏まえて、しっかりとカタールで出場権を得るために戦い、皆さんに喜んでもらえるように、戦いに臨んでいきたいと思っています。メディアの皆さんにも大きく注目していただいて、このグループを国民の皆さんにしっかりと認識していただきたいです」

【PHOTO】パリ五輪行き切符をかけたU-23アジアカップに挑むU-23日本代表招集メンバーを一挙紹介!
U-23日本代表は自国開催となった前回の東京五輪まで、7大会連続で出場してきた。そのチームそれぞれに個性があったなかで、「一言で言うと、この世代はどんな世代?」と問われると、指揮官は「大変難しいです」と一言。会場の笑いを誘った後、8大会連続での参戦に向け、熱い応援を呼び掛けた。

「U-23世代は、ここ日本サッカー界では、オリンピックを目ざすチームと認識していただいていて、前回の東京オリンピック、自国開催で大変盛り上がったんですけれども、コロナ禍でなかなか皆さんがスタジアムで選手たちを応援できませんでした。パリを目ざしている選手たちが、もっともっと皆さんにスタジアムで応援していただけることを望んでいます。

彼らがここ最近、Jリーグ、海外のクラブで活躍しているシーンを映像などで目にする機会が多いと思うんですけど、実際にスタジアムに来て、若さ溢れる躍動感あるプレーを見ていただきたいです。選手もそういう姿勢で臨んでいると思います。そういうグループでありたいですし、そういう皆さんの認識でいてほしいと希望しています」

コロナ禍を乗り越えたパリ世代は、いまだかつてどの世代も掴めなかった金メダルを手にできるか。そのためにはまず、最終予選を勝ち抜き、スタートラインに立たなければならない。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

© 日本スポーツ企画出版社