タコライスに
麻婆豆腐…
そして、親子丼!
毎日の自炊を彩るために欠かせないのが…醤油!
実は千葉県は、“醤油大国”!
「しょうゆ情報センター」によると、2022年の国内醤油出荷量では、都道府県別で第1位にも輝き、全国の生産量の37.95%のシェアを獲得しました。
また、野田市の「キッコーマン」や銚子市の「ヤマサ醤油」など大手醤油メーカーも、県内に拠点を置いており、千葉県は全国でも有数の醤油産地であることがわかります。
そこで今回、千葉県育ちながら、普段は薄味派の新人Yが、千葉県で醤油の生産が盛んになった理由について紹介します。
◆千葉県で醤油の生産が盛んになった理由
ズバリ、「地理的条件の良さ」です!
醤油製造には、大豆、小麦、塩、水などが必要不可欠。
千葉県は、醤油を製造するのに適した環境を持っていました。
醤油の生産に欠かせない大豆は近隣の茨城県でも生産が盛んで、小麦も千葉県で多く採れます。
また、千葉県は海が近いため、塩や良質な水を採ることにも困りません。
伝統的な製法を保ちながら醤油を生産する場合、「原料の生産地に近い立地」が有利になることから、千葉県北部に多くの製造者が集まったのだと考えられます。
そして、江戸時代の醸造業は河川との密接な関連により発達しました。
千葉県において醤油づくりが始まった17世紀は、当然自動車などありませんから、「原料を運ぶこと」と「醤油を納品すること」は、どちらも水運を利用して行われていました。
江戸川や利根川を経由して大消費地である江戸に届けることができる千葉県には、メリットが大きかったのです。
どうでしたでしょうか?
作る場所に大きな影響を受けるなど、醤油生産の歴史には、商売を繁盛させるためのキーワードが詰まっていましたね!
伝統的な製法を守り、新しい技術を取り入れることで、千葉県内の醤油メーカーが、もっともっと世界に認知してもらえることを共に期待していきましょう!