テムザック、新型多機能型農業ロボット「雷鳥2号」(耕起アタッチメント搭載)を発表

雷鳥2号は、アタッチメントを付け替えることで、耕起・収穫などを完全電動で行うことができる多機能型農業ロボットだ。比較的小型で、前後のみならず横移動やその場旋廻など、非常に小回りが利くため、不整形地や小規模圃場など耕作放棄されてしまいがちな条件不利農地でも活用できる。今後は、完全自律走行モデルも開発予定だという。

ロボット技術を活用して省力化を追求する「WORKROID農業」プロジェクト2年目となる2024年は、雷鳥2号(耕起アタッチメント搭載)を皮切りに、「徹底した省力化の実現」をコンセプトとして、農業ワークロイドを順次開発・投入していく。

また、収穫した米は米粉にして流通させることで、新たな需要創出と食料安全保障にも貢献し、持続可能な農業の実現を目指すとしている。

新型「雷鳥2号」(耕起アタッチメント搭載)について

POINT

  • 多機能:アタッチメント交換で耕起以外の用途も
  • 機動的:小回り(水平・旋回移動)が利き条件不利地にも対応
  • 小型 :軽トラックに積載可能
  • 電動 :石油を燃やさず環境にも優しい

各種アタッチメントを付け替えることで、耕起、収穫等を完全電動で行うことができる、多機能型農業ロボットだ。搭載したバッテリーによるモーター駆動で走行し、かつ4輪をそれぞれ動作させることにより、前後移動・横移動・その場旋廻といった動きが可能。

今回は耕起アタッチメントを搭載し、耕起作業のロボット化を実現した。将来的には完全自律走行および群れ化による更なる省力化をめざすとしている。

スペック

雷鳥2号 本体

耕起アタッチメント

今後の展望

「徹底した省力化の実現」をコンセプトとして、農業ワークロイドを順次開発・投入し、米粉用稲作から米粉の流通までを一気通貫で行うことができる省力化農業を確立し、全国に広めていくという。また、収穫した米は米粉にして流通させることで、新たな需要創出と食料安全保障にも貢献し、持続可能な農業の実現を目指すとしている。

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