“アッズーリの次世代エース”がなぜ……? ユヴェントスで大苦戦のキーン 今季いまだノーゴールで今夏退団か

写真:ユヴェントス退団が現実味を帯びるキーン

ユヴェントスに所属するイタリア代表FWモイス・キーンが、今夏で同クラブを退団する可能性が高まっている。

現在24歳のキーンは、ユヴェントスの下部組織出身。2016年11月にトップチームデビューを飾ると、直後には2000年に生まれた選手として初めてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場するなど、大きな注目を集めた。

しかし、2019年8月に満を持して移籍したエヴァートンでは、公式戦通算39試合出場で4ゴール2アシストに終わる不発ぶり。2020年10月にローン移籍したパリ・サンジェルマン(PSG)では復活の兆しを見せたものの、2021年8月に同じくローン移籍で復帰した古巣ユヴェントスでは再び“失速”。昨年3月に完全移籍へと移行してからも状況は改善せず、今季は負傷の影響もあり、公式戦16試合の出場でノーゴール・ノーアシストとなっている。

イタリアメディア『フットボールイタリア』によると、ユヴェントスが今夏にキーンを放出する可能性は決して低くないという。ユヴェントスは人件費を抑えたいと考えており、戦力になりきれていないキーンは人員整理の筆頭格。両者は2025年6月30日まで契約を残しているが、一時は“アッズーリ(イタリア代表の愛称)の次世代エース”ともてはやされたキーンが来季もユヴェントスに残留する線は薄そうだ。

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