南アフリカPMI、3月は48.4に低下 インフレ圧力や干ばつなどで

[ヨハネスブルク 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した3月の南アフリカ購買担当者景気指数(PMI)は48.4と、好不況の分かれ目となる50を下回った。インフレ圧力と干ばつなどが顧客の需要を鈍化させた。2月は50.8だった。

S&Pは「顧客からの注文が鈍化する一方で、インフレ圧力が加速し、サプライヤー費用や燃料費の上昇、経済の不確実性につながった」と説明した。頻発する停電や干ばつも逆風になった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、デービッド・オーウェン氏は売上高の減少とインフレ圧力の加速は、企業が依然として厳しい経済環境に直面していることを示唆していると指摘。

オーウェン氏は、ヨハネスブルク近郊で頻発している断水について、「水危機が今後数カ月で拡大し、企業活動にさらなる影響を与える可能性があるとの懸念が高まっている」と述べた。

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