「日本の皆様に応援メッセージをいただきまして本当に感謝申し上げます」地震…台湾から鳥取にチャーター便到着 キャンセルなく全員到着

3日、台湾で最大震度6強の地震が発生し、大きな被害となっています。
こうした中、4日、鳥取と台湾を結ぶチャーター便が鳥取空港に到着。「すごく怖かった…」ツアー客からは被害を心配する声が聞かれました。

3日、台湾東部の花蓮市付近を震源とするマグニチュード7を超える地震が発生し、建物が倒壊するなどの被害があったほか、日本時間正午までに9人の死亡が確認されています。

こうした中、4日、鳥取市の鳥取砂丘コナン空港には台湾からのチャーター便が到着しました。

今回の地震でツアーの実施が心配されましたが出発空港の台湾・桃園国際空港は北部に位置し被害はなく、56人全員、キャンセルなく鳥取へやって来ました。

無事到着できて安堵の表情のツアー客やスタッフたち。地震当時のことを聞くと。

ツアーの添乗員
「すごく怖かった。20年前の大きな地震(1999年台湾中部大地震)と年初の能登半島地震と同じですごく深刻です」

台湾からのツアー客
「災害があった花蓮のところはすごい心配で本当にみんなの無事を祈っています。日本の皆様に応援メッセージをいただきまして本当に感謝申し上げます」

一行は今月8日まで山陰両県の観光地を巡る予定で、地震の被害を気にしながらも観光を楽しみたいと話していました。

台湾からのツアー客
「サクラを見るのが一番楽しみです」

台湾からのツアー客
「台湾はきょうから4連休なんですけど、かなり空港も混雑していました」
「鳥取は今回初めてなのでたくさんのところを見て行きたいです」

鳥取県 国際観光課 藤澤佑介係長
「まずはほっとしました。我々としてもこういった地震があって、皆さん来てくださるか分からなかったので、その中で来ていただけて、鳥取を選んで来ていただけたので、しっかりおもてなしをして、ゆっくり休んでいただきたいと思います」

一方、鳥取県の平井知事はきょうの定例会見で友好交流協定を結んでいる台中市などに今後、支援を検討する考えを示しています。

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