「棚やガラスが落ちてきて怖かった」 VRで地震を体験 豊見城市で子育て世帯向け防災イベントbr /

仮想現実(VR)ゴーグルを使って地震を体験する子どもたち=3月30日、豊見城市・沖縄空手会館

 子育てに関する情報をフリーマガジンなどで発信している「NPO法人たいようのえくぼ」は3月30日、豊見城市の沖縄空手会館で子育て世帯向けの防災フェスティバルを開いた。

 同市消防本部や那覇海上保安部やウオーターサーバーのレンタルや宅配を手がける会社などが24のブースを出して、防災への取り組みを呼びかけた。

 ゆたか小1年の大城瑛人(あきと)さん(7)は仮想現実(VR)ゴーグルを使って地震を体験。「棚や扇風機、ガラスが落ちてきて怖かった。地震への備えは大切だね」と語った。

 たいようのえくぼの水上実穂さん(41)は「防災用品など多くの防災の知識は大人向けのものが多い」と指摘。「意識して子ども向けの防災のノウハウを発信する必要があり、これからも続けていきたい」と語った。(南部報道部・国吉聡志)

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