4月の金融経済概況 「群馬県内の景気は、持ち直している」と19カ月連続で据え置き

日本銀行前橋支店

日本銀行前橋支店は4月の経済概況を発表し、「県内の景気は、資源高の影響を受けつつも持ち直している」と19カ月連続で総括判断を据え置きました。

日本銀行前橋支店が発表した4月の金融経済概況は、大手企業を中心に賃上げの動きなどがみられるとして、「資源高などの影響を受けつつも持ち直している」と19カ月連続で総括判断を据え置きました。

実体経済の動向を示す項目は、6項目中「公共投資」や「個人消費」など5項目で判断を据え置きました。

「公共投資」は、「増加している」で変わらず、県発注の水道工事などの影響だということです。

また、「個人消費」は、「物価高の影響を受けつつも増加している」で変わらず、暖冬が冬物家電の販売に影響したものの観光地では訪問客数の増加に繋がったということです。

一方、唯一判断が悪化したのが「設備投資」で、これまで高い伸びを見せていた反動から足元で一服感が生じているとして、24カ月ぶりに「全体としては増加」から
「横ばい圏内の動き」に下方修正しました。肥後 秀明支店長は、「大企業を中心に賃上げの動きが見られる中、中小を含めた賃上げと個人消費が重要」とコメントしています。

© 群馬テレビ