小沢一郎氏、離党勧告の安倍派・塩谷氏は「完全な生けにえ」と指摘、「これを機に全て暴露されては?」

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が4日、小沢一郎事務所のX(旧ツイッター)を更新。自民党が同日、派閥の政治資金パーティー裏金事件で関係した安倍派、二階派の議員ら計39人の処分を審査する党紀委員会を開き、その中で離党勧告を受けた安倍派の塩谷立・元文部科学相が党に弁明書を提出して不服申し立てを行う意向を表明しているという報道を受け、「完全な生けにえ。」などと自身の見解をつづった。

小沢氏は「完全な生けにえ。安倍派の中でも実権は無かったと言われる人物。だからこそ狙われた。」と指摘。その上で、同氏は「総理に近い萩生田氏や松野氏は軽い処分。全ては政権維持のため。後は闇に葬るつもり。」と推測し、「これを機に全て暴露されてはどうか?」と塩谷氏に提言した。

自民党執行部は、安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷氏、世耕弘成氏を離党勧告とし、同派幹部を務めた下村博文、西村康稔両氏に党員資格停止1年を科すとする方針を固めている。小沢氏が名を挙げた安倍派の萩生田光一・前政調会長、松野博一・前官房長官は1年間の役職停止とする方向で検討している。

(よろず~ニュース編集部)

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