貸し切り新幹線にF1レジェンド登場 鈴鹿大会へ一夜限りのトークショー

メ~テレ(名古屋テレビ)

東京―名古屋間を走る東海道新幹線が3日、一夜限りの特別列車を運行しました。コラボしたのは「新幹線を超えるスピード」のモータースポーツです。

一般客が乗ることができないというこの新幹線は、あるイベントを盛り上げるための特別な列車だといいます。 それは、三重県の鈴鹿を舞台に開催される「F1日本グランプリ」。 5日から3日間、熱戦が繰り広げられます。 マシンの最高速度は、新幹線超えの時速300km/h以上。スピードが特徴の2つの乗り物がコラボしました。

レジェンドと交流できた贅沢な時間

特別列車「日本グランプリ号」に乗り込んだ290人のF1ファンの前に現れたのは、愛知県岡崎市出身の中嶋悟さんと鈴木亜久里さん。 ともに1980年代から90年代のF1ブームを支えたレジェンドです。 イベントの目玉は2人との写真撮影やサインなど、至近距離でのファンサービス。 「お写真を撮っていただきうれしいです。世界で戦ってきた人のオーラを感じました」(30代女性) また、コスプレを楽しむファンの姿も。 「ちょっと重い…。F1ドライバーみたいに首を鍛えないとなと思っています」(中学生男子) さらに車内限定で楽しめる、ラジオ番組風のトークショーというファンにとっては贅沢な時間も。 「ものすごく面白いです。中嶋さんのセナに対する思いが聞けたのは感動した」(50代男性)

カーボンニュートラルも意識

そして今回のイベントは、大会の盛り上げ以外の目的もありました。 ホンダモビリティランドの斎藤毅社長は「2030年のカーボンニュートラルに向けてCO2をできるだけ低減したいので、お客様にできるだけ公共交通機関を利用してほしい」と話しています。 実は2023年のF1開催時には、首都圏から3割以上の人が車で来場していたこともあり、CO2排出量が少ない鉄道での移動をアピールする狙いもあるといいます。 東京からのノンストップのおよそ90分。特別列車は開催地鈴鹿へアクセスのしやすい「名古屋駅」に到着しました。 中嶋悟さん 「きょうはスペシャルだね」 鈴木亜久里さん 「トークショーでも20~30分だが、この中はみんなが一体となって盛り上がっている感じで楽しかったです」 (4月4日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ+』より)

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