自動車保険の見直しで「安くなった」人が53.9%。同じ補償で1万円以上安くなる場合も

物価高が続く中、固定費の削減は家計改善に有効です。

自動車保険も固定費の中の1つ。

セレクトラ・ジャパン株式会社の調査によると、自動車保険の保険料が高いと感じている人は7割を超えていることがわかりました。

必要な補償を維持しながらも、保険料を節約したいと考える人もいるでしょう。

この記事では、賢く自動車保険を選んで、無理なく節約する方法を解説します。

乗り換えで約半数が節約に成功

セレクトラ・ジャパン株式会社は、過去3年以内に自動車保険を乗り換えたことのある180名を対象に「自動車保険の乗り換えに関する調査」を実施しました。

出典:セレクトラ・ジャパン株式会社「自動車保険の乗り換えに関する調査」(以下同)

自動車保険の保険会社を乗り換えた理由については、「保険料が高かった」(71.7%)が最も多く、「補償が足りなかった」(15.6%)と続きました。

7割以上の人が、自動車保険の保険料が高いことを理由に乗り換えしたことがわかります。

保険会社の乗り換えによる変化については、「同補償で、保険料が安くなった」(53.9%)が最も多く、「補償を削って、保険料が安くなった」「同料金・同補償で変わらない」(12.2%)と続きました。

全体の半数以上が保険会社を乗り換えることで、補償内容を変えずに保険料の節約に成功しています。

「同料金で、補償が厚くなった」「保険料が安くなり、補償も厚くなった」も合わせると、7割以上の人が、好条件の保険に乗り換えていることがわかります。

乗り換えで安くなった年間保険料については、「年間5,000円以下」(47.3%)が最も多く、「年間5,001円〜10,000円」(36.4%)と続きました。

半数近くは5,000円以下という結果でしたが、1万円以上安くなった人も15.5%にのぼっています。

自動車保険を節約する方法

自動車保険は、大きく分けて代理店型とダイレクト型(ネット型)の2種類があります。

代理店型は代理店を通して契約手続きを行う方法です。

ダイレクト型はインターネットを使い、自分で保険会社や補償内容を選んで見積もりから契約手続きまでを行います。

保険料面で見ると、代理店型よりもダイレクト型の方が安い傾向にあります。

同調査においても、同じ補償内容で年間保険料が10,001円以上安くなった回答者の61.5%は、代理店型からダイレクト型へ乗り換えた人でした。

しかし、どちらが向いているかは、補償内容や条件によって異なります。

代理店型は対面で相談したり、アドバイスを受けられたりするので、初めて保険に加入する人や、保険選びを不安に感じている人に適しています。

また、代理店型なら保険期間中に運転者や車の変更があった場合も、代理店が対応してくれます。

一方、ダイレクト型は、自分で補償内容を比較検討したい人や、保険料を節約したい人におすすめです。

手続きは自分でする必要がありますが、時間や場所を選びません。

保険料だけでなく、それぞれの特徴や補償内容をチェックして保険会社を選びましょう。

なお、同じ補償内容で複数の保険会社の保険料を比較したい場合は、「保険スクエアバン!」などの一括見積もりサイトの活用がおすすめです。

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