韓国SK、米に半導体工場 AI需要で次世代製品

SKハイニックスのロゴ=2016年4月、韓国・城南市(ロイター=共同)

 【ソウル共同】韓国半導体大手のSKハイニックスは4日、米中西部インディアナ州に生成人工知能(AI)に不可欠な次世代半導体の生産工場を新設すると発表した。同社として米国で初めて建設する次世代半導体工場で、38億7千万ドル(約5800億円)を投資する。「AI用半導体のサプライチェーン(供給網)活性化で先頭に立つ」と表明した。

 SKが強みを持つ「広帯域メモリー(HBM)」と呼ばれる次世代半導体を中心に扱い、チップを切り出してパッケージに収めるといった半導体製造の「後工程」を担う。28年下半期からの量産を目指しており、地元のパデュー大や研究機関と連携し、千人を超える雇用も創出するとしている。

© 一般社団法人共同通信社