「利益は最低でも15%」SNSの株情報の利益で信用 70歳女性 計2000万円だまし取られる 富山・射水市

SNSで証券アナリストを名乗る人物から投資を勧められた高岡市の70代の女性が総額2000万円をだまし取られていたことがわかりました。

警察によりますと女性は、2023年12月携帯電話でインターネットに表示された投資広告をタップしたところ、証券アナリストを名乗るLINEアカウントが追加されました。

さらに証券アナリストから紹介されたアシスタントを名乗る人物ともLINEでやり取りし、その中で得た情報から利益を得たことで信用してしまいました。

信用させて巧みに

その後、犯行グループから「オーストラリア証券取引所のサポートを受けることで多くの利益と投資のチャンスをつかむ」「金取引をおこなうために国際金取引所を利用することを勧める」「金口座に振り込んで下さい、利益は最低でも15%」などと投資話を勧められ、1月下旬から2月下旬にかけて複数回にわたり、LINE登録した国際金取引所のカスタマーサービスを名乗るアカウントから指定された口座に合計1500万円を振り込みました。

引き出そうとすると保証金を要求

短期間で利益を得られたため、資金を引き出そうとしたところ、カスタマーサービスを名乗るLINEアカウントから「口座が凍結されているため引き出せない」と言われ、さらに「500万円の保証金を納付すること」、加えて「取引プラットフォームの規定によると保証金の納付期限は48時間以内」などとがましたが、お金を引き出そうとしたところ「口座が凍結されている」などと連絡があり、引き出すための保証金500万円を追加で振り込みました。

しかしその後も引き出せず、さらに手数料を支払うよう指示されたため、ようやく詐欺と気づき、警察に届けました。

警察は、うまい儲け話には乗らない、SNSで投資話を持ちかけ、高配当をうたい、指示した口座に現金を振り込ませるのは詐欺の手口であるとして注意を呼びかけています。

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