タイに伝わる、死霊術師の強力な呪文がかけられた特級呪物人形 「フンパヨン 呪物に隠れた闇」公開決定

大阪アジアン映画祭で上映されたタイ発のホラー映画「フンパヨン 呪物に隠れた闇」が、2024年7月5日より劇場公開されることが決まった。

「フンパヨン 呪物に隠れた闇」は、出家した弟のティーに会うため旅に出たタームを描いた作品。タムは、ドンシンタム島の寺院で、フンパヨン(呪物)に魔術をかける彫刻家ジェットと出会い、ティーが前の僧院長を殺して逃亡したというウワサを聞くが信じられない。彼はまた、曽祖父シンタムの人形に対する村人たちの信仰に疑問を抱き、迷信と考える。その後、女性が行方不明になり、死人が続出し、曽祖父シンタムの人形が壊されてしまうという出来事が次々と起こり、村は恐怖に包まれる。怒った村人たちは、ナイフを持った犯人を捕まえるための呪いの儀式を始める。

タイ発BLドラマ「Lovely Writer The Series」「Step by Step」などに出演し、“アップ”の愛称で親しまれるプーンパット・イアン=サマンと、 「The Gifted Graduation」「Fish Upon the Sky」などに出演し、“プーウィン”の愛称で親しまれるプーウィン・タンサックユーンという、日本でファンミーティングが開催されるほど人気のタイ若手スターが共演している。

「フンパヨン」とは、釈迦の時代から存在するタイの伝統的なお守りでもある人形で、死霊術師の強力な呪文がかけられているとされている。さまざまな流派があり、身を守るものもあれば、破滅を招くものもあるという。

ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン監督は、「この作品では、フンパヨン(人形)への信仰がタイ社会から決して消えていないことを伝えています。それどころか、人形に対する信仰はさらに強まり、そのことを悪用する悪い輩も出てきています。この映画ではフンパヨン(人形)に対するさまざまな考え方を描きました。一番の狙いは観客に恐怖を与えることですが、これまでの監督作品と同じように、人間のいろいろな感情を表現することを心がけました」とコメントしている。

【作品情報】
フンパヨン 呪物に隠れた闇
2024年7月5日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次公開
配給:ギークピクチュアズ
© Five Star Production Co., Ltd. 2023

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