指しゃぶりをするのは、人間の赤ちゃんだけではありません。X（ツイッター）では、飼い主さんの指をしゃぶるキュートな子いぬが話題に。当時の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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飼い主さんの手をしっかりホールド 指チュパする子いぬ
「指しゃぶりーヌ」
「大きいおててでがっちりホールドされとる」
そんなコメントが添えられた写真には、飼い主さんの手をしっかり掴み、親指をくわえる子いぬが写っています。上目遣いで飼い主さんを見つめながら、指をチュパチュパと吸う姿は人間の子どものようです。
この写真がXで公開されると、4000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「キャワイーヌ」「手の大きさが主様とおんなじぐらいですね」「この、ガシッとホールドしてるのかわいい」など、悶絶する声が寄せられています。
念願叶ってお迎えしたロットワイラーのタイカンくん
飼い主さんのおうちには、ロットワイラーの男の子で生後2か月の「タイカン」くんと、バーニーズマウンテンドッグの男の子で2歳の「セドリック」くんが暮らしています。
今回の主役は、タイカンくんです。ドイツ原産の犬種であることと、飼い主さん夫婦が車好きなことからドイツ車のポルシェにちなみ、いくつかの候補から配偶者さんイチオシの名前に決めました。
「ドイツのバーデン＝ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトは、ポルシェ発祥の地。都市は異なりますが、同州はロットワイラーの原産地でもあります。それで、シュトゥットガルトの馬の紋章から、名前を思いつきました。『たいちゃん』と親しみやすい愛称で呼ぶことができて、気に入っています」
飼い主さん夫婦は、先住犬のバーニーズマウンテンドッグと並んでロットワイラーが大好きだったことから、一緒に暮らすことに憧れていました。セドリックくんが2歳になり精神的にも落ち着いてきたこと、また、2匹目を迎えるにはちょうどいい年齢差になることから、タイカンくんをお迎えしたそうです。
「先住犬のセドリックのことを一番に考えて決めました。セドはいぬ好きで、ドッグランなどでけんかを売られても買ったことがないくらい温厚な性格です。迎える子については、犬種やどこからお迎えするかを熟考し、タイカンの体格や詰まったかわいらしい顔にひとめ惚れをして、お迎えすることを決めました」
やんちゃで遊び好きなタイカンくん
話題になったのは、自宅の庭でタイカンくんとセドリックくんが遊んでいたときに撮影された写真。飼い主さんは、遊び疲れたセドリックくんに代わって、タイカンくんの遊び相手になりました。すると、タイカンくんは飼い主さんの手にじゃれ始め、そのまま指をパクリ。思いがけず、かわいらしいショットを撮影することができました。
「一瞬でした（笑）。たまたま、自分の手で飼い主の手を押さえながら指をくわえているように見えたので、かわいいなと思い投稿しました」
まだ小さなタイカンくんは、やんちゃで遊び好き。おうちではサークルで過ごすことが多いですが、時間を決めて庭やリビングでセドリックくんと遊んでいます。
「今は社会化期という子いぬのお勉強の時期。積極的に外へ出て、いろいろなものを見せるため、キャンプ用カートに乗せてお散歩しています。まだワクチンプログラムが終わっていないので、地面を歩かせることはできません」
タイカンくんとの新生活が始まったセドリックくん。飼い主さんによると、タイカンくんをお迎えした翌日、セドリックくんは一度だけトイレを失敗してしまったそう。飼い主さんはセドリックくんを抱きしめ、「出ちゃったね、大丈夫だよ」と慰めたといいます。
「2匹にかける愛情は平等ですが、先住犬という立場は大切にしてあげられるよう、日々心がけています。タイカンに対して嫉妬したり、いじわるしたりということは今のところありません。むしろ、優しいお兄ちゃんをしてくれていることに感謝しています」
タイカンくんとセドリックくんは、お互いに楽しみながら、少しずつ距離を縮めているようです。
「セドを見ていると、教育的指導はしないスタンスで、上下の関係はないように見えます。タイカンは遊び盛りのやんちゃボーイなので、楽しくなりすぎてガルガルが出てしまったときだけ、飼い主が止めてクールダウンさせている感じですね」
そんな仲良しなタイカンくんとセドリックくんの日常は、Xのほかインスタグラム（cedric_bmd）でも見ることができますよ。
○取材協力：セドリック@バーニーズマウンテンドッグ（@CEDRIC_mztm）さん
