紅こうじ健康被害 茨城県内で新たに2人疑い

茨城県庁=水戸市笠原町

小林製薬(大阪府大阪市)の「紅こうじ」を使ったサプリメントの摂取を巡り、茨城県は4日、県内で新たに女性2人の健康被害の疑いが判明したと発表した。いずれも受診歴があり経過観察中。県内の健康被害が疑われる人は死者1人を含む計15人となった。

県によると、新たな事例のうち、60代女性は倦怠(けんたい)感や体の痛み、50代女性は手足のむくみや食欲不振、腹痛などをそれぞれ訴えた。2人は同社サプリ「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」を摂取。50代女性は1月上旬に使い始め、2月末に体調不良で使用を中止した。

大阪市から1日、健康被害に関して情報提供があり、県が対象者の状況について調査していた。

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