奈良市と香芝市で民家全焼 ともに1人が遺体で見つかる

3日夕方から夜にかけ奈良市と香芝市で民家が全焼する火事があり、ともに1人が遺体で見つかりました。

3日午後5時30分ごろ、奈良市古市町の民家で火事があり、近くの住民から「家が燃えている」と消防に通報がありました。消防車など12台が出動し火は約5時間後に消し止められましたが、木造2階建ての民家が全焼し1階の台所から1人の遺体が見つかりました。

この家に一人で住む中西美恵子さん87歳と連絡が取れていないといい、警察は亡くなったのは中西さんの可能性があるとみて、遺体の身元や火事の原因を調べています。

また香芝市下田東でも3日午後9時15分ごろ、民家が燃えていると通行人から消防に通報がありました。この火事で民家が全焼したほか、東隣の家の一部にも延焼し約5時間半後に消し止められました。そして火が出た民家から1人の遺体が見つかりました。

警察によりますと火元の民家には石田紀美子さん92歳が1人で暮らしていますが火事の後、連絡が取れていないということです。警察では亡くなったのは石田さんではないかと見て遺体の身元や火事の原因を調べています。

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