<客を差別する店員>息子が、バイト代でプレゼントを買おうとするも「売ってくれない(泣)」→ すると!?

気に入っていたお店でも、あることが原因で行かなくなってしまった……というような経験はありませんか? 今回は、知り合いから聞いたある店から受けた残念エピソードをご紹介します。

ftnews.jp

息子があることを計画

我が家は、私と夫・高校生の1人息子、そして私の母との4人暮らしです。

息子は部活には入らず、バイクの免許を取るために貯金をすると言ってコンビニでバイトを始めました。息子はどちらかといえばやんちゃなほうで、てっきり遊び回ると思っていたので驚きましたが、目標を立ててバイトをするのはいいことだと思い家族で応援していました。

息子に初めてのバイト代が入った日、おばあちゃんの好きなブランドショップに行きたいから付いて来てほしいと頼まれました。小さなころからおばあちゃん子だった息子は、初めてのバイト代でおばあちゃんにプレゼントをしたいと考えていたそうです。そのお店は、私も母(息子にとっての祖母)と一緒に行ったことがありますが、ショーケースの中の商品を快く試着させてくれたり、在庫が無い商品は入荷を一生懸命調べてくれたりと、気持ちの良い接客をしてくれるお店でした。さっそく、週末に私と息子の2人で出掛けることにしました。

店が商品を売ってくれない!?

店に着くと、息子が「買ってくるから店の外で待ってて!」というので、私は店から少し離れたベンチに座って待つことにしました。なかなか戻ってこないので心配していたら、息子はしょんぼりした顔で手ぶらで戻ってきました。

どうしたのか聞くと、店員さんが商品を売ってくれなかったと話しました。詳しく聞くと、買うと決めていた商品を見つけて店員さんにショーケースから出してほしいとお願いしたが、見本品だから出せないし売れない、次の入荷がいつになるかもわからないなどの理由を並べて、注文は受けられないと冷たく断られたと言いました。

「子どもだし、お金なさそうに見えたかな……。他の人たちは試着とかしてたんだけどな」

私も一緒に店に行こうか?と言っても、心が折れてしまった息子は嫌だと拒否。せっかくだしご飯を食べて帰ろう! と焼き肉に誘い、私の母にはLINEで事情を説明しておきました。

接客態度に違いが……

すると、店を出ようとした頃に母がやってきて、落ち込む息子を連れてブランドショップに向かいました。上得意の母を見た店員は笑顔で迎えましたが、後ろにいた息子を見て驚いた様子。孫だと紹介されると、顔色を変えてペコペコする店員に、
「孫が1人で来た時は、商品も見せてくれないし、売ってくれなかったんですって? 私の孫はこの店に不釣り合いだって言うの? 客を差別するとは何事かね!」と一喝。

騒ぎを聞きつけてやってきた店長は大慌てで、なんとか母の機嫌を取ろうと必死でしたが、「二度とここでは買いません!」と言い放ち、そのまま帰ってきました。

その後も何度も母の元へ連絡がきていたようですが、怒った母はスルーし少し離れた別の店舗で購入するようになりました。忙しかったなど何か理由があったのかもしれませんが、それまではいいイメージのお店だったにもかかわらず、店員が客を選ぶような店だとわかり、残念な気持ちになりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira

© 株式会社ファッションニュース通信社