農家の自信作ずらり! 平塚市役所でしょうなんキュウリ、トマトの品評会

出品されたキュウリを審査する関係者=4日、平塚市役所

 キュウリやトマトのハウス栽培を行っている農家が技術を競い合う品評会が4日、平塚市役所(同市浅間町)で開かれた。生産者55人からキュウリ43点(1点10本)、トマト12点(1点7個)が出品され、最高位となる特選などに計27点が選ばれた。

 JA湘南施設野菜部会の主催で53回目。市役所で実施するのは初めてという。同JA管内のキュウリやトマトは、品質の良さなどから「しょうなんキュウリ」「しょうなんトマト」として、かながわブランドに認定されている。生産量も県内でトップクラスを誇るという。

 品評会では、審査員が形や色付き、つやなどを細かく見比べて優劣をつけていった。城田勝也部会長は「今年は天候不順だったが、出来はまずまずだと思う」と話していた。

 品評会の後には、即売会も開かれ、出品された自信作が庁内に並んだ。キュウリ3本100円、トマト2個100円など格安で購入できるとあって、70代女性は「地元産の新鮮な野菜が安く買えてうれしい」と笑顔で話していた。

 同JA管内のハウス栽培のキュウリやトマトは、今後本格的に市場に出回る予定。

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