【ソフトバンク】石橋貴明 マウンド上がらず敬意ある始球式 ワンバンに自虐「しょせん、帝京の秘密兵器」

マウンドよりも前から投球した石橋貴明

タレントの石橋貴明(62)が4日、ペイペイドームで行われたソフトバンク―ロッテ戦の始球式に登場した。結果は想定外のワンバウンド投球。大役を終えると開口一番「ショックだなあ」と悔しさをあらわにした。

グラウンド入りする直前にソフトバンク・王貞治球団会長(83)から「頑張ってね」とエールを送られ「舞い上がっちゃってボールが手につかなかった」ことで地面に叩きつけるような投球になったことをわびた。巧妙な計算か、球場は爆笑に包まれたが、悔しそうに「申し訳ない始球式になってしまいました。すいませんでした」と頭を下げた。

野球を心から愛する石橋らしい始球式だった。マウンドよりも前からの投球。先発投手が立つまっさらなマウンドを汚さない配慮が際立った。それだけに「あの距離をワンバンにするかって自分でも思いましたね」と苦笑い。最後まで「公式球に手がなじんでなかった。しょせん、(高校野球の名門で母校の)帝京の秘密兵器だったというね」と自虐コメントが止まらなかった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社