長良川鵜飼「インバウンド対策を充実」 岐阜市

椅子席の観覧船

  5月11日に開幕する岐阜市の長良川鵜飼について、市はインバウンド対策を充実させるなどして、今シーズンは9万人の乗船客数を目指すと発表しました。

  これは4日に開かれた記者会見で柴橋正直市長が明らかにしたものです。

※柴橋正直 岐阜市長
  「インバウンドの促進など、この新年度、新たに取り組むことによって、トータルで9万人を目指していこうということで定めた」

  新たな取り組みとしては、インバウンドから好評を得ていた椅子席の観覧船を1隻追加して計2隻にするほか、ホームページを使って申し込む予約システムに英語入力を加えました。

  このほか予約システムは、貸切船が予約できるようになったほか、オンライン決済も導入されました。

  柴橋市長は、乗船客の満足度向上や官民連携による誘客促進に触れた上で、「好評だった焼き鮎の販売やオリジナルTシャツの販売も続けていく」と話しました。

  昨シーズンの長良川鵜飼は、運航日数が147日でした。8月に観覧船が流されて浅瀬に乗り上げた事故などにより、中止は10日となっています。乗船客数は前の年より約2万人増えて7万3101人で、コロナ禍前の約8割まで回復しています。

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