ラオスの労働社会福祉大臣が福田富一知事を表敬訪問 「ラオスの発展に貢献してくれたら」

とちぎテレビ

東南アジアの内陸国・ラオスの大臣一行が福田富一知事を表敬訪問しました。

福田富一知事の元を訪れたのは、ラオスのバイカム・カッティヤ労働社会福祉大臣をはじめとする視察団一行です。ラオスの視察団が栃木県に訪れるのは2015年以来です。視察団は、3月に来日して農業の視察やラオスの人材を派遣できるように協力を求めるため日本国内を巡っています。

視察団の一行は4日、さくら市を訪れハウスで栽培する促成ナスやイチゴ農家を視察しました。日本の農業技術についてバイカム大臣は「本当に感動した。技術の面でかなり進んでいる」とたたえました。

日本国内では現在、ラオスの人が技能実習生や特定技能の資格で1200人ほど働いていて、栃木県内では10人ほどが働いています。バイカム大臣は「技能実習生の人たちが日本の産業や農業の知恵を持ち帰り、ラオスの発展に貢献してくれたら嬉しい」と述べた上で福田知事に栃木県内にある企業への人材派遣について協力を求めました。

日本とラオスは2022年、在留資格の「特定技能」を持っている外国人について制度の適正な運用のための情報連携をする覚書を結んでいて、2025年には外交樹立70周年を迎えます。

今後、県としては外国人材コーディネーターによる相談対応や企業向けの相談窓口などを活用しながら県内企業とラオスの人材がマッチングできるよう今後も情報交換をしていきたいということです。

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