お肉の代わりにお豆腐などの工夫を超えた“節約の味方”は?20~30代男女「おすすめ節約メニュー」【トップ4】

食費を抑えるのが節約の近道!(photoAC)

4月に入って食品2800品目、家庭紙製品、宅配便電気、ガスが値上げ。さらに公的医療保険、社会保障の負担増など、これまで以上に家計が圧迫される事態になっている。少しでも出費を控えるために、いろいろな工夫をしている人も多い。本サイトで20~30代の男女100人に「自炊をしている?」と聞いたところ、「している」という人は74%、「しない」という人は26%。そこで今回は「している」と答えた人たちに、食費を抑えるためにやっている「おすすめ節約メニュー」について聞いてみた。

第3位には、代替え食品、アレンジ調理メニューが同率ランクイン。

肉類は高いのでお豆腐で代用するなど、アイデアで勝負のメニューも多数。お肉を使わなくてもタンパク質をとれて、栄養も考えられている料理もあった。

「高野豆腐で親子丼。鶏肉を使わなくても食感を楽しめる」(28歳/女性/主婦)

「豆腐から揚げ。お肉を買わず安く作れる」(38歳/女性/総務・人事・事務)

「油揚げピザ。手軽で安く作れる」(27歳/男性/研究・開発)

「豆腐グラタン。グラタン皿に豆腐、納豆、卵を混ぜてチーズを乗せてトースターで5分くらい。納豆の代わりにキムチでもおいしい。すべて単価が安いものだし、健康にも良い」(39歳/女性/総務・人事・事務)

「カニの代わりにカニカマを使った天津飯。カニカマをカニの代わりに使うので安上がり」(25歳/男性/学生・フリーター)

「木綿豆腐をスライスして焼いてお好みソース、マヨネーズ、カツオ節をかけて食べる。安くて簡単で」(39歳/女性/コンピュータ関連技術職)

1つの食材や料理を何通りものアレンジで違う料理に生まれ変わらせるアレンジ調理をしている人も。同じものを食べ続けるのは飽きるが、ちょっとした工夫で味変もでき、おいしくなるという技はマネしたい。

「家で作るハッシュドポテト。潰したじゃがいもに刻んだベーコンと塩コショウを混ぜ、卵焼き器で焼く。なるべくフライ返しで押さえるように平らにしてから、ピザ用チーズを乗せる。チーズが溶けたら焼いていたものを半分に折りたたみもう少し焼いて完成! 原価が抑えられるうえにボリュームのあるメニューになる」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「スープ類が前日に残った場合、野菜を足して雑炊にして食べる。栄養も取れて無駄がない」(34歳/女性/学生・フリーター)

「捨ててしまいがちな部分も活用する。めかぶやブロッコリーなど、芯まで食べる」(37歳/男性/学生・フリーター)

「小麦粉を使ったメニュー。お好み焼き、フライパンたこ焼き(タコなし)、もんじゃ、など。安くボリュームがある」(31歳/男性/広報・宣伝)

「ツナ缶はそのままでもおいしいが、ツナ丼。ツナにマヨネーズをかけて、ごはんに入れ、卵とだし醤油と、あれば大葉をちらして食べる」(35歳/女性/総務・人事・事務)

「鶏むねをマヨネーズで漬けると柔らかくておいしくて安い。鶏むねはパサパサするけど、それが抑えられる」(30歳/女性/総務・人事・事務)

「ごはんを卵1と白菜かきゃべつ、ねぎ、味噌でぞうすい。野菜もタンパクもとれて、お腹も満たせる」(34歳/女性/総務・人事・事務)

■第2位はシンプルイズベスト!

第2位は、素材を絞ったシンプル調理。

できるだけ少ない食材や調理でシンプルかつお金のかからないメニューを推す人たちも多かった。

「目玉焼き丼。とにかく安く作れる」(24歳/男性/学生・フリーター)

「具なし焼きそば。焼きそばの麺ともやし、ソースでを炒めて完成。本当に厳しいときにおすすめです。出費が抑えられる」(20歳/女性/学生・フリーター)

「肉を焼肉のタレで焼く。濃い味つけで白飯が進み、満腹感が得られる」(23歳/女性)

「野菜炒め。たくさんの野菜をお酒と醤油で味つけするだけ」(31歳/女性/学生・フリーター)

「鰹節醤油ごはん。ごはんさえあれば安いしおいしい」(350歳/女性/総務・人事・事務)

「キャベツの蒸し焼き。簡単でおいしい」(27歳/男性)

「白米にバターと醤油でいただく。おかずがなくても満足できる」(36歳/女性/主婦)

「ごはんに味の素と醤油」(36歳/男性/営業・販売)

■第1位は節約の味方、もやし

第1位は、安価でお助け食材でもあるもやしを多用したメニュー。

“物価の優等生”と呼ばれ、家計の強い味方として知られるもやし。2022年には、日本経済新聞に工業組合もやし生産者協会が「『物価の優等生』として家計に貢献できることは、わたしたちの誇りでもありました。しかし、安さばかりを追求していては、もう続けていけない状況です」と広告を出し、厳しい現状を訴えたことが話題になった。諸々の事情で、もやしもここ数年でわずかに値上がりしたとはいえ、まだまだ“物価の優等生”感は強く、節約レシピには欠かせない存在だ。

「もやしととりむねのガリバタ炒め。もやしがとにかく安い。カロリー高すぎずダイエットにもいい」(26歳/女性/コンピュータ関連以外の技術職)

「もやしとネギの卵炒め。もやし自体がの値段が安いので費用を安く抑えられる。またボリュームもあるので食べた感がすごい」(35歳/女性/出版・マスコミ関係)

「もやしと豆苗のおかず、ひき肉を豆腐でかさまし。原価が抑えられかさましになり、豆腐が入ることによって大豆もとれる」(29歳/女性/主婦)

「もやし×マヨネーズ×七味。安いし、味も濃くてごはんが進む」(30歳/男性/企画・マーケティング)

「もやしとひき肉を使った麻婆もやし。もやしをたっぷり入れるのでかさましにもなります」(34歳/女性/主婦)

「もやしお好み焼き。安くてかさ増しもできる」(29歳/女性)

「もやしとひき肉のあんかけ丼。原価が抑えられ、おいしいので子どもたちも喜んでモリモリ食べられる」(30歳/女性/主婦)

「ピーマンともやし炒め。安上がりで満足感が高い」(31歳/女性主婦)

「もやしのナムル。もやしはとても扱いやすいし、ナムルにしたらおいしい時短メニューになります」(21歳/女性/学生・フリーター)

「もやしは値段もダイエットにもいい」(23歳/女性/学生・フリーター)

「もやしをめちゃくちゃ焼きそばに入れてかさを増す」(29歳/女性/主婦)

■「みんなのおすすめ節約メニュー」ランキング
1位 もやし多用
2位 シンプル料理
3位 代替え食品
3位 アレンジ調理
5位 鍋
5位 卵料理
7位 かさ増し
8位 鶏肉多用
9位 大量作り置き

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