【F1】日本GPを前にブックメーカーが続々と角田裕毅の躍進を予想 強豪アロンソと〝同格〟

角田裕毅

F1のRBに所属する角田裕毅(23)が、ブックメーカーの評価で急上昇している。

いよいよ日本グランプリ(GP=7日決勝、鈴鹿)が迫る中、角田の実力が世界で脚光を浴びている。

アイルランドの大手ブックメーカー「パディパワー」は、レース結果の予想で優勝争いの後に位置するポイント獲得の有力圏内の選手として「フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と角田裕毅だ」と指名。レジェンドのアロンソと〝同格〟の期待を寄せた。

「ホームヒーローの角田裕毅は、このトラックで(過去に)2回のスタートでポイントを記録できなかったが、今季は前回オーストラリアGPで7位にフィニッシュしており、キャリア最高のドライブの一つを披露した。素晴らしい調子でレースに臨んだ」と今勢いに乗っているドライバーと高く評価した。

そして「シーズン序盤、RBが(製造者部門で)6番手の座を巡ってハースと争う中、角田は1周のペースでQ3進出を果たしている。今回も好調な土曜日を迎えることになるだろう。2レース連続のポイント獲得に向けてうまくセットアップした」と入賞に太鼓判を押した。

また、英ブックメーカー情報サイト「スポーティングライフ」は「素早いピットストップで利益を得る。角田は最高の気分でホームレースに臨む。ただし、サポートするのはコース上ではなくピットだ」とRBのピット作業が角田の上位進出を後押しすると分析。「RBは、バーレーンでトップとわずか0・11秒差という力強いピットストップタイムを記録し、過去のこのデータでの記録を考えると、今週末このレベルで再び彼らにチャンスを与えられる」と指摘。RBと角田はオーストラリアGPでもピットストップ作業タイムで5位に食い込んでおり、今回も大きな武器になりそうだ。

世界も角田の母国での快進撃を期待している。

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