吉田鋼太郎「今まで自分がやってきた芝居は何だったっんだ」首コルセットで“自由な演技”を奪われ痛感

土ドラ『おいハンサム!!2』第1話プレミアム試写会と舞台挨拶が4月4日に行われ、主演の吉田鋼太郎さんらが登壇しました。

【写真】撮影エピソードを笑顔で話す吉田鋼太郎

本作は、何かと融通が利かない父・伊藤源太郎(吉田)と、幸せを見失い人生に迷ってばかりの三姉妹、家族を温かく見守る母が織りなす、恋×家族×ゴハンをめぐるホームドラマ。前作『おいハンサム!!』(2022年)の続編で、6月には映画も公開されます。

舞台挨拶では、吉田さん、原作の漫画家・伊藤理佐さん、山口雅俊監督が作品について語りました。

第1話の感想について、吉田さんは「爆笑してしまったシーンが2つくらいありました」とニッコリ。

吉田さん演じる源太郎は、寝違えたことにより第1話から首にコルセットをつけて登場します。

そのことについて吉田さんは「自由を奪われている。これは、監督が僕にしかけた嫌がらせ(笑)。『吉田鋼太郎は芝居がうるさい』と思われていて、僕にもその自覚があるので、コルセットで自由を奪いに来たんだなと思った」と話しました。

さらに、監督は撮影現場でのセリフ変更が特に多いタイプだそうで、吉田さんいわく、10行〜20行近いセリフをその場で覚えなければいけないのだとか。用意してきた演技プランができず、ただセリフを言うだけの状態に陥ってしまうそう。

しかし、吉田さんは「仕上がった映像を見ると意外と良かったりするので、今まで自分がやってきた芝居は何だったったんだろうと思う。“演技をなるべくしない吉田”を作ってくれた監督は、一種の恩人でもあります」と、感謝を述べました。

この当日の大幅なセリフ変更は、吉田さんはじめレギュラーメンバーのみならず、ゲストにも課されたことがあるそう。

吉田さんは「僕らは慣れているけど、ゲストの方に申し訳ない。以前、何かの手違いで撮影当日にゲストにセリフ変更があって、NGを出して申し訳なさそうにしているのが、こちらも申し訳なくて申し訳なくて、涙が出そうになって。でも映像を見たらすごくいいんですよ。その女優さんも納得してくれて『頑張ります!』って」と、撮影エピソードを明かしました。

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