静岡だけじゃなかった…山梨・長野でもリニア工事2027年に間に合わず JR東海公表も「開業に直結するのは静岡」【詳報】

JR東海は4月4日、リニア中央新幹線について、山梨県と長野県でも当初予定の2027年までに工事が完了できないことを発表しました。記者からは「工事の遅れは静岡県だけのせいではないということか」と質問が相次ぎました。

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<JR東海 中央新幹線推進本部 澤田尚夫副本部長>
「山梨県駅の新設と長野県内の座光寺高架橋ほか新設。この工事につきまして(当初開業予定の)2027年までに工事を完了させることは難しい」

JR東海は4日、リニア工事について記者会見を開き新設を予定している山梨県と長野県内の工事が当初開業を予定していた2027年までに完了できないと発表。完成はいずれも2031年を見込んでいます。

リニア中央新幹線をめぐってはJR東海が3月29日、静岡工区の着工の見通しが立っておらず、2027年の開業を断念したと明らかにしました。

<JR東海 中央新幹線推進本部 澤田尚夫副本部長>
Q開業延期になったのが静岡工区のせいだけじゃないということか?
「これまでも、誰のせいという言い方はしてないんですが、品川から名古屋までの開業時期に直結するのは静岡工区だと思っています」

静岡工区の着工を認めていない静岡県の川勝平太知事が辞職の意向を発表した直後ですが、このタイミングの公表については「まったく関係ない」と話しました。

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