辛坊治郎氏 川勝平太静岡県知事が選挙に強い理由を指摘「リニアをつぶそうとしたから」

辛坊治郎氏

ジャーナリストの辛坊治郎氏が4日、「旬感LIVE とれたてっ!」(カンテレ)に出演し、6月に辞職することを表明した静岡県の川勝平太知事について言及した。

川勝知事は1日に県の新規採用職員への訓示で職業差別とも取れる発言をし、翌2日に辞職を表明。さらに3日の会見では謝罪の言葉を重ねながらも「第一次産業の方たちの心を傷つけたことについては、私の心も傷ついています」と自身も被害者かのようなコメントを発して世間を仰天させた。

「旬感――」に出演した、お笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有は「6月に辞めるって言うてるでしょ。2024年って言うてない」と指摘。

これには、辛坊氏も「ないとは言えない」と同意した上で、次のような事例を示した。

「この人、2009年に立候補した時に『退職金はもらいません』と言って確かに1期目はもらわなかったんですが、そのあと2期目、3期目は満額でもらってるんですよ。今期は3000万円。2期目と3期目で8000万円以上、既に受け取ってますから退職金だけで合計1億1000万円を超える額になる」

さらに、失言を繰り返しても選挙に強いのは、静岡県民が怒っているリニア中央新幹線の建設計画を川勝知事がつぶそうとしているからと説明。「だから応援してた可能性はあるかな」とした。

番組MCの青木源太アナが「リニア反対派の立候補者が選挙に出たら当選するか」と尋ねると、辛坊氏は「そういう形で権力の継承が行われていくだろうと思います」と私見を述べた。

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