【巨人】菅野智之657日ぶり〝スガコバ〟で白星「いいスタートが切れた」

竜打線を封じた菅野&小林〝スガコバ〟コンビ

巨人が4日の中日戦(バンテリン)に〝円熟エース〟菅野智之投手(34)と小林誠司捕手(34)の「スガコバ」コンビで臨んだ。名コンビが竜打線を封じ込め2―0で勝利。巨人が連敗を3で止めた。

シーズンでは2022年6月17日以来657日ぶり。オープン戦では3月20日のロッテ戦(東京ドーム)でコンビを組み、4回無安打無失点と好投している。

その菅野は初回から安定した投球を見せ、4回一死まで安打を許さず。4回一死一塁で中田を三ゴロ併殺に打ち取ると、5回一死一塁で今度は木下を二ゴロ併殺に仕留めるなど、要所を締めた。

菅野は7回90球を投げて4安打3奪三振1四球無失点。8回には2番手・中川がマウンドに上がった。2試合連続で被弾していたがこの日は3人でピシャリ。東海大先輩の白星を後押しすると、最後は守護神・大勢が三者連続三振で今季初セーブをマークした。

17、18年に2年連続で沢村賞を手にした名バッテリーを巨人打線も援護。3回、竜先発・梅津を攻め一死二、三塁で丸の内野ゴロの間に1点を奪うと、二死三塁から4番・岡本和が左翼線へ適時二塁打を放った。岡本和は「ランナーを還したいと思っていたのでうれしいです」と振り返った。

昨年、菅野はケガで出遅れわずか4勝(8敗)に終わった。復活を期する背番号18は「まずはいいスタートが切れたのではないかと思います」と力を込めた。小林も「勝つために智之らしい投球をしてくれた」とうなずいた。4年ぶりV奪回を狙う阿部巨人に強力タッグが復活した。

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