ビッグクラブが熱視線のザークツィー 本人はミラン行きを希望か

写真:ザークツィーはミラン行きを希望しているようだ

プレミアリーグのビッグクラブやユヴェントスへの移籍が噂されるボローニャのオランダ人FWジョシュア・ザークツィー。どうやら本人が希望する移籍先はミランのようだ。イタリア『Gazzetta dello Sport』が報じている。

2022年の夏にバイエルンからボローニャへ完全移籍したザークツィーは、今シーズンブレークを果たした。今季ここまで公式戦31試合で11G6Aを記録し、今夏のビッグクラブへのステップアップが噂されている。

『Gazzetta dello Sport』によると、ザークツィーはすでに自身の代理人にミラン行きの希望を伝えたという。またミランもボローニャを納得させることのできる巨額のオファーを準備するようだ。オファーの内容は5000万ユーロ(約82億円)に加えて、現在ボローニャにレンタル中のアレクシス・サーレマーケルスの保有権も契約に含めると伝えられている。

ボローニャの首脳陣は、昨夏マンチェスター・ユナイテッドがアタランタからラスムス・ホイルンドを引き抜いた7500万ユーロ(約120億円)の移籍金を参考にしており、ザークツィーにも同程度の価値を考えているという。

他にもボローニャが最大限の収益化を考えている理由がある。2022年にバイエルンから完全移籍で獲得した際に、ザークツィーの将来の売却益の40パーセントをバイエルンに支払う契約が組み込まれているという。また、バイエルンがザークツィーを4000万ユーロ(約65億円)で買い戻せる条項も入っているようで、ボローニャのマルコ・ディ・ヴァイオSDもその存在を認めている。

ミランはFWのオリヴィエ・ジルーが今シーズン限りでの退団が濃厚と、今夏はFWの補強が課題となっている。

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