【阪神】想定外の2勝4敗スタートにも岡田監督サバサバ 投打で上昇傾向「点取れるようになってる」

今季初登板の岡留は1イニングを無失点に抑えた

阪神は4日のDeNA戦(京セラ)に2―3で競り負け、開幕から2カード連続の負け越し。先発の西勇が2点のリードを守り切れず、今季初黒星を喫した。

2勝4敗というスタートを「ちょっと想定外やな」と振り返った試合後の岡田彰布監督(66)だが、試合後の表情はサバサバ。チーム状態そのものは上昇傾向に入っているとの認識を示した。「開幕の時よりはそらオマエ、まだ点取れるようになってるからの」。

岩崎、ゲラのW守護神は好調を持続。この日は新たな勝ちパターンの一角として期待している若手右腕・岡留も今季初登板を果たし、1イニングを無失点に抑えた。左腕・桐敷だけでなくオープン戦では不調だった島本も上昇傾向。チームの根幹である強固なブルペン陣の構築に、一定のメドがつきつつあることは大きな収穫だ。

残る課題は、つながりに欠ける打線の奮起だが、試合前時点で打率1割5厘と低調だった主砲・佐藤輝もこの日は2打数1安打2四球1得点をマーク。「引っ張る打球は打ってきたからな。上がってこなアカンやろ」と〝お目覚め〟が近いことを虎指揮官は示唆した。

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