故エリザベス女王お気に入りの邸宅、バルモラル城が今夏に初公開

故エリザベス女王のお気に入りの邸宅だったバルモラル城がこの夏、初めて一般公開される。

2022年9月、96歳でスコットランドのアバディーンシャーにあるこの大きな屋敷で安らかに逝去されたエリザベス女王は、夫の故フィリップ殿下と共に7月から10月までこの美しい邸宅に滞在し、愛馬に乗る姿がよく見られた。

そして今回、チャールズ国王 (75) とカミラ王妃 (76)をはじめとする王室メンバーが現在も使用している城の一部を王室ファンが見学できるようになった。

ガイド付きツアーは7月1日から8月4日まで開催され、各ツアー10人までの少人制となっており、「城内ツアー」のチケットは100ポンド(約1万9000円)またはアフタヌーンティー付きで150ポンド(約2万8000円)となっている。

ツアーの説明にはこう書かれている。「バルモラル城内の美しい部屋を巡り、歴史の旅にご案内します」「この城の起源や、何世代にもわたり、いかに王室に愛されてきたかを学べます」「ビクトリア女王とアルバート公がバルモラルを購入してから現在に至るまで、城内の部屋がどのように使われているかをご覧いただけます」

ボールルームに入ると、チャールズ国王が皇太子時代に描いたバルモラル、ハイグローブ、サンドリンガムの水彩画を見ることが出来、国王とカミラ王妃、エリザベス女王、皇太后(クイーン・マザー)が着た衣装も展示されている。

この地は1845年にアルバート公が購入して以来、王室が所有している。

エリザベス女王の亡き従姉のマーガレット・ローズはかつて、「ピクニックと水遊びばかりしていた」と語っていた。

孫娘のユージェニー王女は2016年のドキュメンタリー映画『アワー・クイーン・アット・90』の中でこう語っている。「おばあ様はそこにいる時が一番幸せだと思います」「本当に純粋にハイランド地方を愛しているに違いないと思うんです」

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