ガザ停戦交渉進展せず、イスラエル首相が合意妨げ=ハマス幹部

[ドバイ/カイロ 4日 ロイター] - イスラム組織ハマス幹部のオサマ・ハムダン氏は4日、ハマス側が柔軟な姿勢を示しているにもかかわらず、パレスチナ自治区ガザを巡る停戦交渉は進展していないと述べた。

ベイルートで行われた記者会見で、イスラエルのネタニヤフ首相が双方の合意を妨げており、ネタニヤフ首相はイスラエル人の人質解放に「関心がない」と指摘。イスラエル政府は議論をはぐらかしており「交渉は悪循環に陥っている」とした。

一方、ハマスの別の幹部は、エジプトが停戦案を提示したが新しい内容は含まれていなかったと指摘した。

イスラエルとハマスの間には停戦を巡り大きな隔たりがあるが、仲介役の米国とエジプトは引き続き停戦に向けた取り組みを維持したい考えだと説明。来週のイスラム教の断食明け大祭(イード・アル・フィトル)前に仲介者とイスラエルの間で新たな交渉がカイロで行われるかもしれないと語った。

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