ロシア治安機関、モスクワ銃乱射事件で新たに3人拘束

[モスクワ 4日 ロイター] - ロシア連邦保安局(FSB)は4日、先月22日に発生したモスクワ郊外のコンサートホールの銃乱射事件に関与した疑いがあるとして、新たに3人の身柄を拘束した。

インタファクス通信によると、FSBは首都モスクワのほか、エカテリンブルク、オムスクの3カ所でロシア人1人と中央アジア出身者2人を拘束した。3人のうち1人は実行犯への資金提供に直接関与、残りの2人は犯行に使われた銃器や車両の購入資金を送金したとしている。

3月22日にモスクワ郊外のコンサートホール「クロッカス・シティ・ホール」で発生した銃乱射事件では少なくとも144人が死亡。「イスラム国(IS)」が犯行声明を出したが、ロシアは証拠を挙げずにウクライナが背後にいる可能性があるとの見解を示している。

プーチン大統領はこの日、ロシアが「イスラム原理主義者のテロ攻撃の標的になることはあってはならない」と改めて表明。ただウクライナについては言及しなかった。

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