奇跡を起こすフルーツ、ノニで発酵生活はじめました!

今年に入って、ノニジュースを作り始めました。ぶつぶつとしたたくさんの目を持つノニの果実は見た目がちょっと怖く、熟れると特有のアンモニアに似た悪臭を放つ。その薬効は古くから知られていてノニジュースや、錠剤がサプリメントとして販売されていますが、その匂いの強烈さから、何度となくバラエティー番組の罰ゲームにおすすめしてきました。そのノニをとうとう自ら飲むことになろうとは。

きっかけは、昨年の秋、マウイ在住のコーディネーター愛さんのご自宅を訪れたこと。愛さんはハワイ語を学び、フラを学び、ハワイの歴史、文化にとても造詣が深い。そんな彼女のご自宅はマウイの太陽が燦々と降り注ぐ山の家。キッチンには素敵な出窓があってそこに大きなメイソンジャーでノニジュースを作り毎日飲んでいるとのこと。ぴちぴちになるよ〜と言われたのはもちろん、ハワイらしいナチュラルな彼女のいでたちは憧れだったし、なによりも「神様のおくりもの」とまで言われるノニが長年ハワイの人々に愛されているのを実感してみたいと思ったのもある。だって、本当にとんでもなく臭いのに!

ノニは原産地の東南アジアでは6000年以上も前から、その後ポリネシアの国々では2000年ほど前から、そしてハワイにはカヌープランツとして持ち込まれ、果実や葉は食用、医療用に、根や幹は染料として使われています。ノニに含まれるイリドイドは抗酸化作用、解毒作用、糖尿病、高血圧の改善といった予防対策に期待されるそうですが、ノニを愛飲する友人たちはそれぞれに効能を聞かせてくれる。半年飲み続けて花粉症が治ったとか、胃薬を手放せなかった友人の胃痛がなくなったとか、癌が消えてなくなったみたいな奇跡の逸話も。

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