大野精工、障害者の就労支援拡大 働きやすい環境を整備 今夏に「移行支援事業所」も

就労継続支援B型事業所「すぷらうと」の外観

 精密部品加工の大野精工(本社西尾市下羽角町大縄35の1、大野龍太郎社長、電話0563.75.3922)が福祉事業を拡大している。昨年9月に就労継続支援B型事業所を開設。全国平均と比べ工賃を高く設定したほか、一般企業の「有給休暇」に相当する制度や昇給の機会を設け、障害者が意欲的に働ける環境を整備した。今年夏をめどに一般就労に向けて準備する「就労移行支援事業所」も立ち上げる予定。障害者が活躍できる場を広げ、地域の福祉力向上につなげる。
(刈谷・山田悠)

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