大井町「ひょうたんアンバサダー」に2人就任 あらぽんさんはANZEN漫才駆け出し時代からこっそり栽培

大井町ひょうたんアンバサダーに就任したあらぽんさん(左)と向川さん=3日、同町役場

 「ひょうたんの町」として知られる神奈川県大井町は3日、ヒョウタンの魅力などを紹介する「ひょうたんアンバサダー(大使)」を、お笑いタレントのあらぽんさん(38)とひょうたんランプを制作するアーティストの向川康樹さん(39)に委嘱した。自ら趣味でヒョウタンを栽培し、芸術作品も手がけているあらぽんさんは「大井のヒョウタンをアートにして世界に一緒に持っていきたい」と熱い思いを語った。

 3月までお笑いコンビ「ANZEN漫才」として活動していたあらぽんさんは、10年以上前の駆け出し時代にお笑いのネタにしようと当時住み込みで働いていた職場の屋上でこっそりヒョウタンの栽培を始めた。

 結局、ネタは思い付かなかったが、初めて育てたヒョウタンは豊作で「くびれがきれいで神秘的な形」(あらぽんさん)に魅了された。タレント業の傍ら、ヒョウタンを色鮮やかに彩色する和紙張りの技術を磨いてきたという。

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