「紅こうじ」サプリ摂取した男女3人が体調不良 発熱やめまい、倦怠感…福井県内で計5人に

 小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントを摂取していた福井県内の男女3人が体調不良になり、福井県は4月4日、厚生労働省に報告した。県内で同様のサプリによる体調の異変が確認されたのは計5人となった。

 福井県医薬食品・衛生課によると、3人はいずれも小林製薬の自主回収対象製品を摂取していた。このうち70代女性は、発熱や腹痛、めまいなど、50代男性は手足のむくみ、倦怠(けんたい)感、口内炎などの症状があった。ともに医療機関を受診したが入院はしていない。同課は残る1人について、本人の意向で性別や年代、症状の詳細は非公表としている。

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 県はホームページで、自主回収対象製品は摂取せずに返品し、体調に異変がある場合には医療機関を受診するか、最寄りの保健所などに相談するよう呼びかけている。相談窓口は福井市保健所のほか、福井、坂井、奥越、丹南、二州、若狭の各健康福祉センター。

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