中道あんさん流【還暦パリひとり旅】旅のトラブルを想定して、あらかじめ準備したことは?

「いつか時間とお金ができたらパリに行ってみたいなぁ」そんな思いをついに叶えた、トップブロガーの中道あんさん。パリひとり旅は、「60歳になった自分に自分でお祝いがしたい」という気持ちから始まりました。「実はめちゃくちゃ慎重派で心配性」という中道さんが、旅のトラブルを想定して、あらかじめ準備したことはなんでしょう。新刊『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』からご紹介します。

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シングルで生きていると、なんでもかんでも軽々とやってのけそうなイメージを持たれがちだけれど、実はめちゃくちゃ慎重派。絶対に危ない橋は渡らないよう気をつけている。

ツアーなら困ったときには旅行会社を頼りにすればいいけれど、そうもいかない個人旅行。まず何よりも安心・安全を第一にして行動しようと決めた。なにかと心細いひとり旅だからこそ、あらかじめ起きそうなトラブルに対して準備をしておきたい。スマホが表の手段だとしたらアナログな手帳を裏の手段で活用したい! 手のひらにすっぽりおさまる大きさのメモ帳を用意して大事なことを書き留めておいた。次からがその一覧です。

①家族の連絡先をしっかりと!
私が呑気者なのかもしれないが、子どもたちの連絡先を覚えちゃいない。メモしておけば、万が一私が事故にあったときも周りの人が困らないであろう。

②忘れちゃいけないタスクを日付順に書いておく
Googleカレンダーで行程表を作ったけれど、例えば●月○日どこそこへ、なになにをとりに行く、というようなタスクはメモ帳に。うっかりさんにはタスクメモは秘書がわりになる。

③大事なwebログイン情報
日本で現地ツアーに申し込んでおいた。そのwebページを確認する際にIDやパスワードが必要になったりする。悲しいかな、私はしょっちゅうその番号を忘れてしまう。美術館などのバウチャーはプリントアウトして持っていくが、念のため。

④クレジットカードの番号や会社の電話番号
スマホもクレジットカードもなくしたらカード会社に連絡のしようがない。被害を最小限に抑えるにはカード情報、クレカ会社の電話番号などを控えておくべし。

⑤どうしても欲しいものや、行きたい場所をリストアップ
Googleマップには行きたい場所をピン留めしすぎて、もはや覚えきれていない(笑)。どうしても欲しいもの、行きたい場所をメモして毎日眺めるようにした。そのおかげでお土産用のチーズを真空パックにしてもらうことも忘れずにリクエストできた(ちゃんと真空パックでと書いておいた)。

⑥ホテルや予約したレストランの住所
迷子になったらタクシーに乗る。Googleマップを提示すればすんなりと目的地まで乗せてくれる。でもスマホをなくしたり、電池が切れてしまったときのために、滞在しているホテルや予約したレストランの住所はメモ帳を活用。

⑦そのときどきに感じたことをサクッと書き留める
旅の途中に見聞きしたおもしろいことや、新しい情報を忘れないうちにササッとメモしておく。そうすると、あとから「なんだっけかな〜思い出せない」なんてことは防げる。

幸いにも盗難や紛失などということは起きなかったけれども、手のひらサイズのメモ帳はずっと旅のお供だった。頼れるお守りがわりだったな。

※この記事は『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』中道あん著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


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