小田原本拠の戦国大名北条氏、西相模や伊豆をいかに治めたか 横浜で企画展

資料などを通して北条氏の統治の様子などを紹介している「戦国大名北条氏と西相模・伊豆」展=3月22日、県立歴史博物館

 小田原城を本拠とし、関東に勢力を伸ばした戦国大名の北条氏を紹介するコレクション「戦国大名北条氏と西相模・伊豆」が神奈川県立歴史博物館(横浜市中区)で開かれている。4月14日まで。

 戦国大名北条氏の支配下にあった当時の相模国や西郡、伊豆国に焦点を当て、パネルなどを通して統治の様子を紹介している。

 会場には実物の火縄銃の銃弾や江戸時代に描かれた合戦図などの資料約20点を展示。海産物の上納命令を記した朱印状や豊臣秀吉との決戦に備えた家臣への文章などもあり、当時の様子を垣間見ることができる。

 訪れた女性(90)=横須賀市在住=は「北条氏がどのように土地を治めていたのかが気になって来た。昔に記された資料がこうして保存されていることはすごい」と話していた。

 午前9時半から午後5時まで(最終入館は同4時半)。一般300円。問い合わせは同館電話045(201)0926。

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